MFP のデジタル送信機能では、文書をスキャンすると、紙ベースの情報が共有、保存、または編集が可能なデジタル イメージに変換され、電子メールボックス (電子メール) に直接送信されます。この機能により、MFP ユーザーは、ハードコピーの文書を電子コピーにして保存してからメール アプリケーションを使用して送信する必要がなくなります。このプロセスが MFP では 1 つの手順で行えます。
[電子メール設定] ページでは、この MFP の電子メール送信機能を有効化および設定することができます。
1. 電子メール送信機能を有効にするには、[電子メール設定] をクリックします。
2. MFP が電子メール メッセージを宛先の電子メール アドレスに転送するには、Simple Mail Transport Protocol (SMTP) ゲートウェイ サーバーが必要です。SMTP ゲートウェイ サーバーを指定するには、次の [SMTP ゲートウェイ設定] を使用します。
· [電子メールを送信...] ドロップダウン リスト ボックスで、電子メールの送信方法を選択します。
[via the Digital Sending service] オプションを選択すると、電子メール メッセージが ([電子メール設定] ページの設定を使用して) デジタル送信ソフトウェア サービス経由で SMTP ゲートウェイ サーバーに送信されます。 この方法の場合、電子メール データを MFP からサービスに送信するための追加手順が必要になりますが、より強固な電子メール配信メカニズムが使用されます。
[directly from the mfp] オプションを選択すると、電子メール メッセージが MFP から SMTP ゲートウェイ サーバーに直接送信されます。 以下の情報も設定する必要があります。
· [デバイスの SMTP ゲートウェイ:] 編集ボックスに、MFP からの電子メール要求を処理する SMTP ゲートウェイ サーバーの IP アドレスまたはホスト名を入力します。 SMTP ゲートウェイの IP アドレスまたはホスト名がわからない場合、[ゲートウェイの検出] ボタンをクリックすると、適切な SMTP ゲートウェイ サーバーがネットワークで検索されます (サーバーが使用可能な場合)。
注記:MFP の一部のモデルは、IP アドレスのみ認識します。 この場合ホスト名は対応する IP アドレスに変換されます。
· [ポート:] 編集ボックスに、SMTP 要求を処理する TCP/IP ポート番号を入力します。 通常はポート 25 です。
· [最大添付ファイル サイズ] ドロップダウン リストで、SMTP ゲートウェイ サーバーで許可される電子メールの添付ファイルの最大サイズを選択します。MFP では、指定された最大サイズよりも大きな電子メールの添付ファイルを送信する必要がある場合には、添付ファイルを小さなファイルに分割して、複数の電子メール メッセージにして送信します。
· [テスト] ボタンをクリックして、指定した SMTP ゲートウェイ サーバーが有効で使用可能なことを確認します。
注記: MFP の以前のモデルの場合、 [via the Digital Sending service] オプションのみ利用できます。 また、一部の MFP モデルでは、[directly from the mfp] オプションのみ使用できます。
3.
この
MFP
で認証が有効になっていない場合、電子メール アドレス メッセージを送信するために、MFP はユーザーに MFP のコントロール パネルの[送信元:] フィールドに電子メール アドレスを入力するよう求めます (このアドレスはメッセージの送信者として表示されます)。 ユーザーが電子メール アドレスを指定しないときは、MFP は代わりにデフォルトの [送信元:] アドレスを使用します。
·
[電子メール アドレス] 編集ボックスに、デフォルトの送信者となる個人の電子メール アドレスを入力します。
· 必要に応じて、[表示名] を入力します。 MFP ユーザーが初めて「電子メール送信」の操作を行う場合、ここに入力された名前が [送信元:] フィールドに表示されます。また、このフィールドを使用して、「ここに電子メール アドレスを入力してください」などのMFP ユーザーへの指示を表示することもできます。
注記: [表示名] が指定されないときは、 [電子メール アドレス] フィールドに入力された値が [送信元:] フィールドに表示されます。
· MFP ユーザーが [送信元:] フィールドを変更できないようにするには、[デバイス ユーザーによるデフォルトの「差出人:」アドレスの変更を許可しない] チェックボックスをオンにします。 これにより、ユーザーが他人になりすますことができないようにします。
4. 必要に応じて、[デフォルトの件名] 編集ボックスに、MFP ユーザーが最初に電子メール メッセージを作成するときに [件名] フィールドに表示される件名を入力します。また、このフィールドを使用して、 「メッセージの件名を入力してください」などの MFP ユーザーへの指示を表示することもできます。
5. [電子メール送信] の詳細機能を設定する場合は、[詳細設定] ボタンをクリックします。[電子メールの詳細設定] ダイアログ ボックスが表示されます。